認知症で胃ろうで寝たきりの次は。。
認知症が進んだらどうなるか。
親が認知症になった時、第一の疑問がこれだった。
しかし、誰に聞いても明確な答えがない。
認知症は個人個人で症状も異なるし、悪化・進行速度(=次の症状が現れるまでの時間)も違うので、一概に言えないからだ。
進行すると妄想や暴力暴言は消え、おとなしくなる。
同時に身体障害が進み、寝たきりに。
そのうちに嚥下困難となって胃ろうに。
うちの親もいつかは「胃ろうで寝たきり」になる、そこまではわかったのだが、そこまでの過程やその時期は予測できない。
予測できないのは一人一人違うために前例が通用しないからだ。
うちの親は思ったよりずっと早く「胃ろうで寝たきり」になった。
「普通食→やわらか食→流動食→胃ろう」だと予想していたのに、「普通食→胃ろう」という一足飛びの変化だった。
また、「自力歩行→介助歩行→車椅子→寝たきり」だと予想していたが、「介助歩行→寝たきり」という結果だった。
「胃ろうで寝たきり」のあとはどうなるのだろう?
次の段階は「老衰死」だと思っていたが、実際に親が「胃ろうで寝たきり」になってみると、そうでもなさそうだ。
予測されるのは次の二段階。
一つは消化器系に障害が出て、胃ろうからの栄養摂取ができなくなる。体重が減少し免疫力が低下して感染症に罹患する。
何度も感染症にかかると体力が低下し老衰が進む。
二つ目は嚥下機能の消失。老衰が進んで唾液をのみこむことも困難となり、誤嚥性肺炎を起こす。
予測は正しいのだろうか。今度訪問診療の先生にたずねてみよう。
うちの親については明言できなくても、一般例として。
<That's Ninchi Show 2 No.1228>