介護の悩みを話せるうちは。。
今日も大阪は暑い。
朝ぐらいはエアコンなしでと七時から八時まで電源を切っていたら、室温30度で湿度80%、とても耐えられない。
大阪は梅雨明けからずっと休みのない猛暑で、35度前後が毎日だ。夜でも30度、最低気温は27度や28度だが、ごく短い時間だけ。
暑さストレスのせいか、「暑い、暑い」と文句は言えるけど、動作は遅く、何かしようという意欲もなく、何も考えられない。
ストレス反応が持続すると、前頭葉の活動が低下するのだろうか。
文句を言えるうちはマシで、熱中症になると言葉も出ず、身体も動かせなくなるらしい。悪化すると意識レベルも低下する。
これまでとあきらめてエアコンを入れると、やっと気力の低下傾向が解除され、こうしてPCで言葉を出すことができている。
暑さストレスはエアコンで回避できるからいいが、介護ストレスからは逃げることができない。
仕事として介護しているなら辞めればいいが、認知症の人を支えている家族は(最後の最後まで)その手を離すことはできない。
手を離せば認知症の本人は生きて行けないからだ。
「介護に疲れて」という事件があると、そこまで苦しんでいて、なぜ声をあげて周囲の人に助けを求めなかったのだろうと思う。
長期間持続したストレスによって、それができなくなっていたのかもしれない。「介護うつ」でも前頭葉の機能は低下する。
何も考えられなくて、何か行動を起こす気力もなくて。
認知症の介護について不満(イライラする、しんどい、ガマンできない等)を言っている段階なら、まだ周囲との接点もある。
それを過ぎ、何も言えなくなり、周囲の声も聞こえず、目先のこと以外何も考えられないようになると、完全に孤立する。
そうならないようにどうすればいいか、それを個人個人が考えねばならないと思う。
<That's Ninchi Show 2 No.1170>
本日、大阪は38.1度、日本で一番暑かったそうです。
ちょっと前に豊中が同じ気温でしたが、大分の日田に0.1度負けて二位。
よけいなことですが。