安心できる老人施設とは。。。
安心できる老人施設の条件は何だろう?
いくつもあるが、最も重要なのは「つぶれない」ことだ。
入居中の老人ホームが倒産などしたら、考えるだけでゾッとする。
長生きする老人が増えているから、十年以上は存続してほしい。
うちの親(85歳、胃ろうで寝たきり)が認知症を発症して「サ高住」に入居したのは2008年の秋だった。
胃ろうになり、費用の問題で途中で今の老人ホームに転居したが、この二つの施設を通算しても、まだ十年にはならない。
その時は十年も入居するとは思っていなかった。
ネットに「認知症だと不慮の事故などで命を落とすことが多く、余命は短いこともある」というようなことが書かれていたので。
また、介護期間は「三年から五年」が最多だという。当時の統計では。
それを見て、家族で話し合って「三年後に寝たきりになるとして、それから特養などに移す」ことに決め、「サ高住」に入居したわけだ。
ところが、幸いなことにサ高住が「安心できる我が家」だったようで、認知症の進行が抑えられ、要介護3でしばらく留まっていた。
脳梗塞が再発して「寝たきり」になったのは五年後だ。
それから二年とちょっと、まだまだ長生きしそうなほど元気でいる。
元気でいられるのは今の老人ホームが「安心できる」からだ。
もし経営不振で倒産したり、どこか別の会社に買収されたりしたら、
この「安心」は消えるだろう。
良心的な経営をしようという企業が親会社になるのならいいが、「介護でお金儲けしよう」という企業だったら。考えるだけで不安だ。
「入居者が安心して最後まで暮らせる」ことは最低条件だと思う。
入居する施設を選ぶ時、「つぶれない施設とは?」というチェックポイントでもあればいいのだが。どういうものなのだろう?
<That's Ninchi Show 2 No.1099>