これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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認知症の早期発見、別居家族では。。。

別居していると親のことはよくわからない。

わからないから、「突然親が認知症になった」とあわてることになる。
うちの親が認知症を発症した時だってそうだった。

実は突然ではなく、その一年ぐらい前から様子が変だった。家族が知らないだけで、ご近所の人は気が付いていたようだ。

では、どうすれば別居家族が早期発見できるのだろうか。

何か手がかりがあるといい。
「こういうことがあれば認知症を疑ってみよう」というものが。

以前にとりあげた「家族が作った認知症のめやす」は、同居家族のものだと思う。別居家族にはあてはまらない点があり、不十分だ。

別居家族よりも先に異変に気づく人は誰かを考えてみる。

訪問介護のヘルパーさん、お隣の奥さん、行きつけの店の主人、行きつけの診療所の看護師さんなど、身近な人々が該当する。

場合によっては宅配便の配送員や郵便局員も。

医師は認知症がわからない人が多いので、除外。うちの親だって何人もの医師にかかっていたが、誰一人として気づかなかった。

医師は本来「この病気の人は認知症に注意してください」と家族に教えてくれてもよかった。それなのに、誰も一言もなかった。

医師は頼りにはならない。「毎日のように通院してるから大丈夫、認知症なら知らせてくれる」と思ってはいけない。

看護師さんやヘルパーさん、ケアマネージャーさんなら気づきやすいから、知らせてくれることもあるだろう。

うちの親の場合、訪問介護が週に二回や三回はあったので、ヘルパーさんは気が付いていたはずだが、知らせてはくれなかった。

忙しいからか、家族なら気づいていると思われていたのか。

今となってはわからない。ただ言えることは「家族のほうから連絡を密にとっていたら」違う結果になっていただろう。

気づいたことがあっても、わざわざ知らせてはくれないものだ。
ご近所の人も、介護や医療スタッフの人々も。

親の認知症を早期発見するためには、親の周囲の人々が頼りだ。
それらの人々から情報を得ることが必要だと思う。


             <That's Ninchi Show 2 No.1072>