これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

脳のMRI,受けてみたら。。。

脳のMRI,受けてみた。

脳卒中の前兆かもしれない」という症状があって、昨日思い切って脳の検査に行ったのだが、「何だ、こんなものか」だった。

ただじっとしているだけ、ラクなものだ。「うるさい」だけで。

MRIは二回目だ。12年前に足の関節に水がたまった時が最初だが、
この十年間の進歩はすごいと実感した。

前回は大病院の奥の大きな検査室に、どーんとトンネル型の機械が鎮座していて、「そこにたった一人」という不安感があった。

今回は駅前のオフィスビルにある診療所で受けた。カフェやドラッグストアもある小さなビルだ。

MRIという機械も身近に普及してきたようだ。

検査室は「えっ、ここ」というぐらいの面積で、診察室の隣だ。機械も以前と比べて何割も小型になっているようだ。

全く威圧感はないし、「たった一人」の不安感もない。

前回は検査室に入る前に別室で係員から「ご注意」があった。
「閉所恐怖症ではないですね」というような。

今回は何もなし。手抜きなのかもしれないが、実物の機械を見ると「閉じ込められた感は薄い」から、それでだろうか。

「トンネル」だと思い込んでいた人は拍子抜けするだろう。

また、今回は着替えもなし。眼鏡と時計をはずしただけ。
頭を写すのだから、それでいいのかもしれない。

前回は例のゴワゴワの検査着に着替えて受けた。「足のくるぶし」を撮影するのに上から下まで着替える必要もないと思ったものだ。

ゴワゴワの検査衣も嫌だが、寒いのに着替えるのも嫌だったので、これだけでもストレスは減った。

着替えも「ご注意」もないから、すぐに検査。効率いい。

「自分ではめてください」と耳栓を渡され、「気分が悪くなった時はこれをにぎって知らせてください」と手にブザーを持たされた。

両耳がしっかり固定するタイプのガードマスクをはめられる。
剣道のマスクのように格子状になっている。プラスチックだろう。

「15分くらいですから、じっとしていてください」で、台がスライドしてトンネルに見えないトンネル部分へ。

トンネルというより、カバーだ。その程度。

騒音は一般には「トントントン」だと言われているが、実際は何種類もあった。音の高さ、周波数も低いのから高いのまで。

それも同時に三種類ほどが聞こえる。

キーンや、ジーというベースの音に、トントントンという槌音や、ドドドのドリル音、キーキーやウイーンという電動のこぎり音。

金属をたたくようなカーンカーンもあり、本当にうるさい。

といっても、今うちのマンションの真上の部屋が大規模リフォーム中で、毎日似たような音を聞かされているから、慣れてはいる。

リフォームというより「解体工事」なので、相当うるさい。

浴室ユニットを取り替えた日と、リビングとキッチンの間の壁を撤去した日の騒音はものすごいもので、それよりはマシだった。

頭の上でフローリングを張り替えている時のトントントン、それと比べてもどっちもどっちで優劣はつかない。

それにしても、十年という歳月はすごい。ここまでMRI検査がお手軽になったとは思わなかった。

こんなに簡単にすむのだったら、近所のオフィスなら昼休みに検査することだって可能だ。

身近な所で気軽に検査して、認知症も早期に発見し、進行を防ぐ。
そういう時代になってきたようだ。


             <That's Ninchi Show 2 No.1071>