普通の人の「あたり前」は、認知症には。。。
普通の人の「あたり前」は認知症の人には通用しない。
のどが渇いたら何か飲むだろう、空腹になったら何か食べるだろう、
そういう思い込みは危険だ。
認知症の人には空腹感も満腹感もないことがあり、それで際限なく食べまくったり、何日も食べないでも平気だったりするらしい。
同じように、脳の「のどの渇き」を感じる部分が壊れていると、身体の脱水が進んでいても水分をとろうという気にならず、飲まない。
認知症の人には「のどが渇いたら飲むはず」ではなく、家族など介護する側の人が水分摂取管理を怠らないことが必要だ。
同じように「寒かったら暖房をつけるだろう」と思い込んで、冬だからと暖房器具を用意してあげただけで安心してしまうことがある。
認知症の人の中には寒さや暑さなどの感知能力が低下して、寒くても寒いと感じない人もいる。
また、寒いとわかっていても、エアコンやストーブの使い方を思い出せないこともある。
そういう人を一人にしておいたら、暖房器具があっても「ない」のと同じで、外と同じ寒さの中で何時間でもいるだろう。
家族など介護する側が室温管理を怠らないことが必要になる。
<That's Ninchi Show 2 No.1067>