育児も介護も誰にでもできると。。。
「誰にでもできる」という思い込み、それが問題だ。
子供が生まれるからといって専業主婦になることなく、出産後も仕事を続けるケースがほとんどになったからだそうだ。
もう一つの原因は低賃金にあるという。保育士の資格を持っている人が仕事を辞めてしまう理由としては。
命をあずかるという責任の重い仕事であるにもかかわらず、その重さにつりあうだけの賃金が得られない。そこが問題らしい。
その根底には「赤ちゃんの世話は誰でもできる → 誰でもできることなら高い収入は必要ない」というような考えがあるのだろう。
今の社会通念として、老人介護も同じように「誰でもできる」と思われているようだ。だから介護士の給料も低く抑えられているのだろう。
しかし、ほんとうに誰でもできることだろうか。そして、育児や老人介護を他の産業と同じように考えていいものだろうか。
自分の子や親をあずけるわけで、何よりも「安心、安全」でなくてはならない。それが第一で、最も重点を置くべきところだ。
コストをかけずに「安心、安全」があるだろうか。
責任の重さに見合っただけの収入がないのに、社会貢献という意識だけで仕事を続けていけるとは思えない。
何がそうさせないのだろう? そこがよくわからない。
<That's Ninch Show 2 No.1048 >