認知症の「初期」は、どこまで。。。。。
認知症は、わからないことが多過ぎる。
たとえば「型」、そして「レベル」だ。認知症と診断されても、どの型で、どのレベル(初期、中期などの進行度)か、それがはっきりわからない。
誰が考えても「脳血管型認知症」で、特に検査するまでもないだろう。
ここで、ポイントは治療可能かどうかだ。アルツハイマーの治療薬は初期では人によっては効果があるが、中期になると効きめは薄いらしい。
家族みんな「初期」だと思っていたのだが、医師は「アルツハイマー治療薬を出してもいいが、副作用が心配」と消極的で。
「副作用が強いわりに、効果は期待できない」と思っていたのだろうか。
その頃、何人かの介護職の人に、「治療薬を使おうかと考えてる」と言うと、意外にも「中期になると薬は効かないから(ムダ)」という答えが。
ということは、家族だけが「初期」だと思っていたわけだ。
「誰が見てもおかしい」と思うような行動が顕著になって、やっと家族が気が付いた。発見が遅れ、治療不能の段階に来ていたようだ。
どこまでが初期なのか、いまだによくわからない。ただ、周りの人が異常だとわかった時では遅いこともある。人によっては初期が短いことも。
家族が気づいた時では「早期発見」にならないとしたら、本人が気づくのが一番だ。難しいとは思うが。