老人がいつまでも住める場所は。。。。。
「サ高住を60万戸」だそうだが・・・
政府はお金のかかる施設介護から在宅介護への転換措置として、「サービス付き高齢者住宅=サ高住」を60万戸用意する方針らしい。
そのために補助金を出すなど、優遇措置をして推進しているのは、「利益が出る、もうかる」ことでないと誰も参入しようとしないからだ。
入れ物(=建物)だけは政府の決めた最低基準に合わせて作ってあるが、そのあとは・・・というようなことがないのだろうか。そこが心配だ。
「一般の賃貸では空き室が多く利益が出ないから、サ高住に改装して」という動機だけで、「介護」に参入しているとしたら。心配だ。
うちのおばあちゃんもサ高住でお世話になっていた。ついこの間まで六年も。施設が不足していて「すぐには」入れないからだ。
「すぐに入居できる」所があって、ほんとうによかった。たすかった。
サ高住はそういう「一時しのぎ」の場、それだけなのだろうか。特養(介護老人福祉施設)など老人ホームの順番を待つ間だけの。
引越しは大変だ。特に身体の弱った老人には。また引越しは認知症を悪化させるかもしれない。できれば最後まで住める、そうでないと。
重度になったら「老人ホームではないので、これ以上はお世話できません」と言われて追い出される、そういうことはないのだろうか。
「いつまでいられるか」と心配しないですむ場所、老人が安心していつまでも住める、そういう場所を用意してあげたいものだ。