認知症になって老後費用は。。。。。
認知症の人が生きていくにはお金がかかる。
徘徊して行方不明になって七年、あきらめていた頃にテレビで報道されてみつかり、喜んでいる家族に「市」は一千万円の支払いを要求するとか。
七年分の介護施設での生活費が約一千万円だそうだ。
その金額が七年で一千万円。それを聞くと多くの人は「そんなに払えない」と思うだろうし、介護にそこまで金がかかるとは知らない人もいるだろう。
が、うちのおばあちゃんの場合はもっとかかっている。介護度も重度になっているなら、七年で一千万円なら安いほうだ。
2008年に老人マンションに入居したから、もう六年になる。
老人マンションへの支払いが月に二十万円、年二百四十万円、医療費やオムツなど消耗品代、交通費などが月に五万円、年六十万円。
あわせてざっとだが、年に三百万円、六年で千八百万円だ。七年なら二千百万円だから、一千万円なら半額以下。この金額は妥当と言える。
一般的に介護に必要な金額を安く見積もる傾向があるように思う。
「将来の介護が不安」という時代に合わせて、生命保険や損害保険など民間の保険会社から介護保険が売り出されている。
「介護が必要になった時」に年金として、また一時金として支払われるようだ。が、一時金が五百万円、七百万円というのは微妙だ。
これだけでは「介護期間」が三年以内でないと不足するが、三年であの世に行くとは限らない。今の時代、医療には「延命」技術があるから。
要介護5で寝たきりになってから三年、これなら現実味があるが、個人差(体力差)があって何ともいえない。だから三年は微妙な数字だ。
老後の介護費用として十年分(二、三千万円)は必要だと思う。