ユマニチュードが注目されているが。。。。。
ユマニチュード、今さら何で・・・という感じもする。
「(正面から目を)見る ・話しかける・ 触れる・ 立つ(補助して立たせる)」を4つの柱. としたフランス生まれの認知症ケア、「ユマニチュード」が近頃注目されている。
人格を尊重して、最後の最後まで「人間として」対応するという介護哲学に基づいたものらしい。能力がどんどん落ちて「人間らしさ」が消えていっていても、人間として。
その介護哲学から外れて、人間扱いをせず、動物を世話するような、または機械の整備や保守点検をするような態度ではいけない、という意味だろうか。
何を言っても、わかっているのか、わかっていないのか、だ。顔を見せても、おきてるのか、眠ってるのか、だ。それなら話しかけるのもムダ・・・と思いがちだ、誰でも。
黙って顔も見ずに必要な仕事だけすませるほうが効率がいい。が、それは人間扱いしていないことになる。何も説明されないというのは存在を無視したということだから。
わかっていないかもしれないが、いちいち細かく実況中継のように伝えることが必要なのはそのためだ。「顔をふきますよ」とか、「お食事エプロン付けますよ」とか。
どんなに壊れていても人格を尊重して一人の人間として接する、それが認知症の介護の基本だ。それを忘れてはいけない。