老人性乾燥肌は。。。。。

いたんだ皮膚の再生には三ヶ月かかるらしい。

 

この季節、老人性乾燥肌で粉を吹いたようになるが、それは表皮の細胞が死滅してぽろぽろとはがれ落ち、全くバリヤーのない無防備な状況ということだ。

 

そんな皮膚に、いろいろな刺激（摩擦や圧迫など物理的刺激、温度変化や、ウイルス、カビ、ダニ、ハウスダスト・・）が加わると、かゆい。夜中にかきむしる。

 

かゆみが痛みにかわって（血が出るほどになって）やっと、かくのをやめる。

 

その傷はなかなか治らない。普通は三ヶ月で元のようなきれいな皮膚にもどるらしいが、老人は別だ。抗菌剤やステロイド入りの薬を毎日ぬっていても、効果が・・・

 

薬が効かない。自然治癒力も、再生能力も極端に弱い。それが老化だ。

 

お風呂に入れるのも気をつかわねばならない。そういうことを踏まえて、弱い皮膚にダメージを与えないように、お湯の温度から何から何までいろいろと。

 

湯あがりに老人相手にタオルでゴシゴシすることはないだろうが、赤ちゃんを扱うようにタオルでそっとおさえて水分をとる、そういう刺激を与えない方法でないと。

 

その後、乾燥肌がひどくならないように保湿剤をぬる。毎回欠かさず。治らないとなると予防するしか手はないから。面倒でも。

 

ダメージを受けた表皮細胞が復活するには最低三ヶ月かかるそうだ。老人はなかなか治らない。治るより先にあの世に行ってしまうかもしれない。