認知症の人は老化が。。。。。
認知症の人は老化が速いらしい。
認知症がなく体力がある場合はいろいろな薬を使える。薬が効き、回復し、リハビリも可能で、しばらく寝たきりであっても元のように歩けるようにもなる。
認知症で老化が進んでいると、まず薬が効かない。薬を身体に吸収する能力がおちている。衰弱の程度によっては薬の副作用もあって使うと逆に害することになる。
急性期を脱しても、すなおには回復できない。栄養不良のままが続く。高カロリー輸液を点滴したのち、再び流動食などを食べれるようになっても、胃ろうでも。
原因は消化器系の老化だ。腸の栄養吸収能力がおちている。いくら栄養を与えても少しも体内に取り込まれない。食べさせても食べさせても痩せていくだけ。
LLL、3L、ついこの間までは肥満体だったおばあちゃんも小さくなってしまった。寝たきりのベッドでは、布団のほうが存在感が大きい。「どこにいるの」という薄さだ。
食べて寝てばかりいて、太って困る。そんなグチを言っていたころはよかった。