「これが」でなく「これも認知症だ」が妥当。。。。。
ただ、経験がムダかというと決してそうではなく、心構えや、考え方は次の時にも役に立つ。初めて見た人のような動揺もない。落ち着いて対処できるだろう。
認知症の人は「片付けが嫌い」だが、「何でもしまいこむ」こともある。「見えている所にないと不安」だが、「見えている所だと(なくなりそうで)不安」なこともある。
一つの基準ではいかない、そこが難しいところだ。原因は脳の機能障害にあり、特定部分の機能が亢進するか減退するか、プラスかマイナスかで違ってくる。
認知症の人には「適度」「ちょうどいい」がない。度を越えているか、全く不足か、だ。
能面のように無表情な人もいれば、いつも怒っている人もいる。普通のように見えて「こんなことで大笑い」「こんなんで大泣き」というように感情的に過ぎることもある。
同じ人でもその日によって「脳の調子」によって違ってくる。ころころ変わることを踏まえて、周囲の人が合わせていかないといけない。そこもまた難しいところだ。
認知症の介護は誰にでもできるものではない。