老人三人に職員一人、介護基準では。。。。。

老人三人を一人で世話できるのだろうか。

 

厚生労働省の基準では、「３　：　１」、老人３人に介護職員は一人だそうだ。施設はかわいそう、と世間が思うのはそれだ。人手が足らないから、ほっておかれると。

 

それを考慮してか、高級老人ホームでは基準よりも人数を増やして「きめこまかいサービス」ができるとしている所が多い。「２　：　１」　とか「１．５　：　１」とか。

 

その分費用は高くなる。「介護保険外サービス費」が十万円というように。

 

介護は人数が多ければいいというだけのものではないが、（個々の職員の能力やチームワークにもよるので）、絶対数が不足していては話にならない。

 

それを思うと、施設選びの時に悩む。十万円も余分にかかるが、そのほうが「ほっておかれる時間」が減るのなら惜しくはない。費用が十分準備してあるならば。

 

基準の職員数しかいない所でも、ボランティアが来ている所や入所者の家族が何人も通っている場合は、昼間は思ったより人手がある。案外にぎやかだ。

 

よその家族でもちゃっかり利用する老人もいて、「寒いから布団をかけて」とか「タンスの上の本をとって」とか頼まれたことが何回もある。話相手もさせられた。

 

問題は夜間だ。夜間の職員の配置を知ることが必要だろう。介護度が軽度だと十～ニ十人に一人、重度になると十五～ニ十人で二～三人という所もあった。

 

高級老人ホームでも夜間は同じかもしれない。パンフレットには書かれていないことが多いから。お金をかけたけど朝までほっておかれる、そんなことにもなる。

 

「手厚いケア」を売り物にしているなら、夜間の職員数も明示してもらいたい、ぜひ。