親が認知症になってわかったこと。。。。。。
認知症を知ることは、人間を知ることだ。
脳が少しづつ壊れていく様子を見ていくと、脳の成り立ちがわかる。壊れた機械を分解してみて、「そうか、こうなってたんだ」とそのメカニズムがわかるのと同じだ。
親が認知症になって苦労ばかりで何も得ることはなかったと思う。が、人間の本質が少しだけ見えてきたことはプラスになるだろう。何も知らないで老いるよりもいい。
性格がいい、やさしい、そういうことも脳の働きがあるからで、壊れて動かなくなったら元はどうであれ「いいも悪いもない」、善悪の判断能力がなくなってしまうから。
「生まれながらにして善」という考え方は以前からおかしいとは思っていたが、ここに来て明確になった。「いい人」になるには、教育や社会適応が大事だということだ。
認知症にならない老い方、これからはこれだ。