老人医療、何がおこるかわからない。。。。。
何がおこっても「老化」ですませるのが、老人医療?
高齢者が急病で入院すると、必ず「できるだけの処置はしますが、高齢ですので・・・」と「もしもの時」の覚悟をさせられる。体力も免疫力も弱っているから当然だ。
七月にうちのおばあちゃんが緊急手術を受けたときも同じことを言われた。脳梗塞で入院し、脳のほうの治療が終わったところで、突然の貧血と黄疸と発熱だった。
原因がわからないので、他の病院に転院してほしいと言われ、転院先で検査後に即手術となる。胆管が詰まっているので内視鏡手術で詰まりを除去するという。
昔と違って今では内視鏡による胆管の手術などは頻繁に行われて慣れているだろうと、心配はしなかった。が、結果は黄疸は消えたが、手術後何日も貧血が続いた。
再手術しても出血が続いて貧血、輸血が必要になった。その時の医師の言葉は、「止血しても止血しても、なぜか出血が続くので・・・止まるはずなんですが」
それを聞いてあきれるばかりだった。この先生は医療ミスを隠しているのか、それとも老人医療がわかっていないのかと。「わかりません」と何度言われたことか。
老人は血管が弱っていて出血しやすい。特に脳梗塞を起こすような人は血管の老化が年齢以上に進んでいる。その上に高血圧で、血液凝固阻害剤も飲んでいる。
何度も手術をして、クリップでとめてやっと出血がおさまった。おばあちゃんのおなかには今でもクリップがはいったままだ。取り出す必要はないらしい。
一般病院の医師には老人のことはわからないのだろうか。認知症で自分の症状を言えないから、診断がよけいに難しいのかもしれない。
医師がわからなかったら、ささいな病気であっても手の下しようがなく、「もしもの時」の覚悟が必要になるのだろう。「老化」は学問的にはまだまだの分野らしい。