見た目だけ若くても、老化は。。。。。

見た目だけの老化予防では元気ではいられない。

 

うちのおばあちゃんは発病前はとても若く見える人だった。脳梗塞と、それの後遺症のような認知症を発症する前、七十代前半の頃は、十歳以上は若く見られた。

 

化粧品とサプリメント、健康食品にお金を惜しまなかったから、肌年齢は若いし、背筋もしゃんとしていたので、老人に見てもらえず、優先座席を譲ってもらえない。

 

そんな人が、発病後はいっきに年をとった。年相応どころか、十歳ぐらい上、九十歳にも見える。老化が遅れていたように見えたのは、表面だけ。そういうことだ。

 

元気で長生きするために、注目すべきなのは肌年齢ではなく、血管年齢だ。それと筋力。この二つが保持されていれば脳卒中もなく、認知症になるのも遅れる。

 

おばあちゃんはお金をかけるところを誤った。どんなに勧めても、スポーツクラブの利用料が高いと嫌がり、身体を動かすこと、筋トレの機会が全然なかったから。

 

血管年齢が若くて筋力があれば血行がいい。栄養や酸素が身体中に行き渡る。高価なアンチエイジング化粧品を使わなくても自然と見た目も若くなるだろう。

 

十年前に戻れるなら、おばあちゃんにそう教えてあげるのだが。