これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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家族の無償労働(介護)の価値。。。。。

老人施設が足らない。これからもっと足らなくなるのだが・・・
 
2025年、団塊の世代が75歳になり、三人に一人が高齢者という社会になる。それならば施設を増やしていくべきだが、現実は逆。「施設から在宅へ」が進む。
 
業界の中では「老人ホームの受け入れはじきに限界が来る」と言われているらしい。
 
施設の数も不足しているが、介護職員の不足も問題だ。うちの近所の介護施設(特養)の前を通るといつも「職員募集」の張り紙がある。開所して一年、ずっと。
 
特養(介護老人福祉施設)の待機者は全国で40万人を超えているという。「最期まで自宅」というのでなく「入所できないから在宅介護」になっている場合も多いだろう。
 
在宅介護のメリットは介護保険費用の給付金を大幅に削減できることだ。
 
日経新聞によると、一人当たりの介護保険費用では「施設介護」だと平均すると月に29万円かかる。が、「在宅介護」では半分以下、月に12万円ですむらしい。
 
「寝たきりになったら施設入所」と考えている人も多く、在宅の場合は介護度が軽いから給付金が少ないとも言えるが、それを考慮しても「家族の無償労働」は大きい。
 
「在宅介護」の家族の無償労働が17万円分ということだ。たったそれだけと思うか、そんなにも政府に貢献してきているのかと思うか、どっちだろう。