これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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白内障の人の見る世界は黄色い。。。。。。

白内障の老人にも見える色を使う、高齢化社会の今は。
 
少子化で若い人が減り、コンビニでさえも高齢者の顧客を意識するようになる。老人向けの商品をそろえ、商品表示などにも配慮するようになったそうだ。
 
老眼を考慮して文字を大きくするだけでなく、70歳以上に多い白内障にも配慮し、見えにくい色を避ける。進行すると青や緑といった色調は見えていないらしい。
 
白内障の人の瞳孔は白や灰色だ。目の水晶体が白濁し、光がさえぎられて網膜まで達せなくなる。それにより、輪郭がぼんやりとしか見えなくなる。
 
青系の波長の短い光は混濁した水晶体を通らない。そのために、網膜に到達する光が赤・黄系の色だけになり、全体に黄色味がかった色になる。
 
ただし、白内障による色の見え方の変化はゆっくり起こるために、普通は気づくことが少なく、多くの人は、黄色い世界に変わったという認識がないらしい。
 
白内障手術をして青系の光が網膜まで再び到達するようになって初めて、色の違いを感じ、手術のせいで「世の中が青白く見える」と多くの人が言うそうだ。
 
白内障の老人は、きれいな青空も涼しげに咲いた青い朝顔の花も、ぼやけて見えにくいだけでなく、黄色っぽい別の色に見え、青く見えていない。
 
また、白内障の進行が少ない老人でも、見えている世界は違っているらしい。老化で瞳孔が小さくなり、目に入ってくる光の量が減るために全体として暗くなる。
 
すべての色が暗くなり、青や緑は格段と暗くなって黒に近い色になる。黒地に青や緑の模様がある服を買ってあげても、黒無地にしか見えなかったりするようだ。
 
人生の終わりに近づいて見えている世界がそんなのとは知らなかった。
 
今は手術も簡単になり、入院する必要もないらしい。きれいな青空を取り戻すためにも手術を先延ばしにしないほうがいいのでは。とかく老人は嫌がるものだが。
 
青空、青い海、緑の山々、それらを眺めることができるうちは。