特養の入所待機者調査書。。。
特養(介護老人福祉施設)は何年待ったらいいのだろうか。
「短い場合は半年で」と聞いていたが、定員の何倍もの待機者がいることを考えたらそんなに早いのは例外だろう。一般的には三年以上は待つことになる。
二年前に申し込んだ特養から「入所待機者調査書」が届いた。現在の様子を書いて送り返すようになっている。返事がないと、入所順位名簿から除外されるとのこと。
規定が変更されて、入所順位というのは「申込してから何年待った」という先着順ではなく、入所の必要性や緊急性を重視して優先順位をつけるようになっている。
毎年のように調査書で待機者の様子を聞き取り、入所の緊急性を再検討するのだろう。調査書には「現在の待機場所にいつまでいられるか」という項目があるから。
「今後とも可能」 「いずれは困難」 「すぐにでも退院(退所)するように言われている」という三つから選ぶのだが、これで入所の緊急性の変動がわかるだろう。
また現在受けている医療措置についても選んで記入するようになっている。これはどういう意味なのかわからない。対応不可能なケースを除外するためだろうか。
もう一つ、この配慮は有難いと思ったのだが、「今後も当施設への入所のご希望がありますか」の質問について、赤字で次の注意書きが付けられていることだ。
そんな人が「入所を希望しない」に○をつけ、待機をやめてしまったあとで、今の施設や施設もどきの住宅のほうから「もうお世話できません」と言われたらどうする。
今後どうなるかわからない状況では「特養の待機」だけが頼りだ。はずせない。順番待ちが果てしなく長く、「お守り」にしか過ぎなくても。