認知症の食事介助は。。。
食事介助は思ったより大変だ。
幼児に食べさせるのと同じ程度に考えている人が多いだろうが、そんなものではない。「遊んで食べてくれない」だけでなく、時に「かたまってしまって」食べてくれない。
予想外に時間も手間もかかるから、家族であっても三食これではやってられない。忍耐力に自信があっても、毎日毎食これが延々と続くことを考えたら。
ここは分業、「家族と介護スタッフとが交替で」というのがいいのでは?
施設や「施設もどき」の高齢者住宅や、療養型病院(介護保険使用の)に暮らしている場合でも、家族が通って昼食か夕食、一日に一回でも食事介助をしたらいい。
震える手でスプーンを落としそうにしながら、やっと口元に運んでも、ちゃんと口に入らず、やり直し。そんな悠長な「自力摂取」を見守っていられるのは家族だけだ。
「ちゃんと食べさせてくれないから栄養不良になっている」と文句を言っていても解決しない。「胃ろうにすれば・・」と言われるだけだ。
施設や高齢者住宅など「終の棲家」を考えるときは、「家族が毎日でも通える場所」というのを第二条件にするべきだろう。第一は費用、ない袖は振れない。
施設などに入居させたら家族の仕事はおしまい、ではない。