認知症に電磁調理器は。。。

自治体の福祉予算で電磁調理器の補助金も出るとは。

 

オムツ補助金の確認で神戸市のサイトを見ていたら、認知症のひどい人には電磁調理器購入の費用も補助するようなことが書かれてあった。一万五千円も出る。

 

確かにガスは危ない。「空焚き」するから。うちのおばあちゃんは何回「お鍋を火にかけたまま放置」したことか。幸いにも発見が早くて火事にはならなかったが。

 

それで火を使う調理を禁止し、電子レンジとトースター、電気ポット、電気炊飯器だけで暮らすようになった。買ってきたお惣菜をレンジで温めるだけの食事に。

 

認知症老人の一人暮らしはそれが限界だ。電磁調理器を買おうとは思わなかった。だいたい認知症の人は新しいものは受け付けない。教えても覚えられない。

 

「認知症の人に電磁調理器」という発想はどこから出たのだろう。電磁調理器なら少しぐらいむちゃな使い方をしても安全なのだろうか。

 

ガスよりは炎が出てないだけマシかもしれないが、加熱し過ぎるとどうだろう。認知症をあなどるとこわい、一人にすると何をするかわからないから。

 

うちの老人マンションのミニキッチンにも電磁調理器が付いている。料理をしないので入居してすぐに撤去した。ビルトインではなく、上置き型だったので。

 

電磁調理器だから安心とは言えないと思うのだが。