徘徊防止のために閉じ込めるとは
徘徊するので家の外にチェーンをかけて閉じこめたという報道があった。
家族が閉じ込めたのではなく、ケアマネージャーの発案で、神戸市の訪問介護事業所の訪問スタッフが閉じ込めたというから驚きだ。この件で営業停止になった。
最初は外に出られないように「ひも」でくくったところ、老人はハサミで切ってしまって効果がなかったので、とうとう金属チェーンを使ったということだ。
認知症の老人が徘徊したら危ないし、命の危険があるのはわかるが、閉じ込めることまでしなくてもいい。普通の介護職の人がそこまで実行してしまうだろうか。
もし徘徊して事故にあって命を落としても、それは本人の責任だ。介護事業所の責任は問われない。だから、そこまでする必要は全くない。
何か別の理由があるような気もする。
上の写真は現場のマンションドア。
住んでいるのは90代の夫と80代の妻。
八月から三ヶ月間この状態で、夫妻の知人が発見して市役所に通報。
90代の夫に深夜徘徊があったという。
外からの施錠については本人も家族の同意もなし。