これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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ストレスから自分を守る

ストレスを増やさない、そのためには気持ちの切り替えが必要だ。
 
また一日をムダにしてしまったと思うことがある。自由に時間を使えないから、するべきことが多過ぎるから、自分のことは何もできないで一日が終わる。
 
自分のことを第一にして、空いた時間に「するべきこと」をすればどうだろう。実際はそうではなくても、自分の心の中では自分のことを何よりも優先することに決める。
 
「勉強しなさい」と親に言われると子供は勉強する気がなくなる。言われる前はそろそろ勉強しようかと思っていても、言われるとやりたくない。
 
なんでもそうだが、自分が決めて、自分の好きな時に始めるといい。強制されて始めるよりも効率がよく、いい結果が出せ、達成感があるものだ。
 
いやいや始めていると、時間だけが過ぎて、結果が出せず、ストレスになる。
 
「するべきこと」というのは強制されてする勉強と同じで、どんなに慣れてきても、やはり精神的ストレスになる。
 
認知症の介護など、やりたくてやっている家族はいないだろう。他に誰もいないから、家族だから、しかたないからだ。強制ではないが強制されたようなものだ。
 
いやいや始めて、ガマンして続けても、いい結果は出ず、時間が過ぎるだけだ。
 
どんなに努力しても、治ることのない病気だから悪化するのみで、成果はなく、達成感もない。疲れがたまり、ストレスもたまり、どこかしら体調も悪くなる。
 
余裕のある人、能力のある人はこう言う。「介護を楽しんでいます。認知症になっても家族で楽しく暮らせるから」 「どうせ介護するなら楽しく笑顔でね」
 
それどころか、「介護してよかった。得るものがたくさんあった。」と言う人もいる。そんなこととても理解できないが、人それぞれ、能力や条件が違うからそれもある。
 
何かに強制されて、いやいやでなく、自発的に自分からすすんで楽しんで、そうするとストレスはないだろう。「するべきこと」=「やりたいこと」 になるから。
 
「介護が楽しい」と言っている人はそういう人だ。信じられないが、うそではない。
 
「できる人」はそれでいい。「できない人」だって多数いる。自分がつぶれてしまわないように、「するべきこと」の順位を下げてもいいのでは?
 
できないことを無理をして続けるとストレスはどんどんたまり続ける。
 
ストレスでも脳細胞のアポトーシス(自滅)が起こるそうだ。認知症の介護ストレスで若年性認知症にならないとも限らない。自分を守ることも考えよう。