できることだけを見る。
できることだけを見る。
認知症の人は日々、少しづつ「できること」が減り、「できないこと」が増える。それをわかっていても、実際できなくなったことを目にすると家族としてはショックだ。
認知症介護のストレスの一つだ。昨日まではできていたのに、発病前はとても器用な人だったのにと、なくしてしまったもの、失ったものにとらわれる。喪失感が続く。
それをやめよう。できることをみつけて、「まだできる。上手にできる」と喜ぶようにすれば、ストレスにならない。同じ状況を見ても、見方、考え方しだいだ。
現状把握、何ができないかを把握しておかないとケアプランの変更ができない。が、それは介護職の人にまかせておけばいい。プロの厳しい目でチェックしてもらえる。
認知症の進行につれて、できないことばかりになる。できないことは見ないでおこう。