認知症だから・・・「できない」
認知症だから(付き添いなしでは)入院できない。
認知症だから(付き添いなしでは)点滴できない。
認知症だから(じっとしていないので)「MR I 検査」できない。
うちのおばあちゃんの発症以来、これらの「できない」を何度となく聞かされた。
(ただし、全部が全部、「できない」わけでもない。融通のきく病院だってあるもので、二ヶ所、付き添いなしで入院できた。)
それに加えて、認知症だからリハビリ科のリハビリを受けられないという話もある。
認知症対応ができないという理由で、排除するのだろう。
認知症老人が三百万人を超えたというのに、病院という所は・・・
このままずっと「できない」を言い続けるつもりだろうか。
介護と医療の連携、よく聞く言葉だが、このような現状を見ていると、目標どころか、
実現不可能な希望にしか聞こえない。
「できない」と拒否するのでなく、何か方法を考えてくれないものだろうか。
前例や規則にこだわっていては何の進歩もないのだから。
* 専門外で認知症の対応ができないとか、人員が足らないからとかいう理由で、病院などが
「できない」と言うなら、認知症老人の家族だって、同じ理由で介護はできない。
「できない」からといっても、拒否もできない。いつまで耐えられるやら。