これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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これが認知症なんだ (29) 限度額認定

<That's Ninchi Show  No.29 >
 
市役所で「限度額認定は?」ときくと、「医療?介護?」と問われる。
 
医療にもあったんだと、そこで初めて気がつく。何も知らないもので。
後期高齢者の医療費自己負担額は所得によって、かなり差がついている。
 
入院時の高額療養費の限度額だけ、例にあげる。(外来も同様に差がある。)
 
1.住民税課税世帯
 
 1)課税標準額が145万円以上  現役世帯と同じ(約8万1000円、計算式有)
 2)145万円未満           4万4400円
 
2、住民税非課税世帯
 
 3)収入が80万円を超える     2万4600円
 4)80万円以下            1万5000円
 5)老齢福祉年金受給        1万5000円
 
3) 4) 5) の住民税非課税世帯には入院中の食費の減額もある。ただし、申請してないとその優遇措置は受けられない。
入院前に限度額適用・標準負担額減額認定証をもらっておくのがいい。
 
同じ限度額認定で、一つは介護保険課、もう一つは後期高齢者健康保険課と分かれている。職員にとっては合理的かもしれないが、申請に行く者にとってはちがう。
 
病院に「老人科」があるように、役所にも「老人課」を設け、一ヶ所ですべて手続きが終わるようにするべきだ。老人が申請に行くことも考えてくれないと。
 
市民サービスとは、市民の立場で考えることから始まる。
縦割りの、役所の都合ばかりで進めていくものではないはずだ。