施設入所はタイミング、運。。
施設入所はタイミング、運?
限度額認定された人など、場合によっては相当安く暮らせるからだ。
そうでなくても、民間の老人ホームよりは「お得」感がある。
うちの親(胃ろうで寝たきり)は四ヶ月前に緊急入院したのだが、退院後の入所先が確保できずにいた。
今週やっと老健に入所となった。
入院先の系列の施設で、我が家からは私鉄で一時間で行ける。
以前から希望していたのだが、「希望者が多いので半年以上は待つことになります」と言われていた。
大病院の付属の施設はどこも希望者が桁外れに多いもので、百人の定員でも数百人ではなく数千人だったりもする。
同じ老健でも付属病院の規模が小さい(個人病院、診療所など)ものや、交通不便な所などは待機者が少ない。
そういう施設をあたっていたら、けっこう空きがあった。
しかし条件が合わず、入所不適格とされた。
施設を選ぶのではなく、施設が入所者を選ぶ。
即入所可能の条件が何かあるのだろうか、考えてみた。
施設によって、また同じ施設でもタイミングによって違うので「これだ」というものはない。
入所は「空きが出た時」だから、「指定日に即入所できる人」というのは全施設共通の条件かもしれない。
一日でも空き部屋や空きベッドのままにしておくと、利益は減る。
タイミングよく入所してくれる人が望ましい。
もう一つ考えられる条件は「退所した人と同程度の介護レベル」では?
本来なら「在宅で介護する人がいない」など緊急性の高い人や「在宅ではとても無理」という介護度の重度な人が優先されるべきだが、
うちの親の場合などを見ると、どうやらそうでもないようだ。
同じ胃ろう患者でも、重い人は胃ろう栄養の回数が一日三回で、うちの親のように軽い人は二回だ。
入所を予定していた特養では「二回は入所可能、三回は不可能」だったから、重度の人は敬遠されていた。
うちの親が待機順位一位に選ばれたのはタイミング、たまたま「二回」の人が退所したからだろう。
今回入所が決まった老健も同じような事情だと思う。
たまたま同じレベルの人が退所したからではないだろうか。
同じレベルなら介護スタッフの増員や再教育の必要がないし、介護保険の報酬も同額、施設はこれまでと同じ利益が確保できる。
退所した人より軽くても重くても選ばれなかったのでは?
考え過ぎだろうか。
<That's Ninchi Show 2 No.1394>