特養入所の意外な準備品。。
特養入所の準備品には意外な物もある。
六月末に入所できるということで、「まぼろしの入所」となってしまったが入所用荷物は全てそろえた。
書類関係では介護保険証や医師の診療情報提供書は当然なのだが、健康診断書が必要だった。
入学とか入社とか海外留学とかでは健康診断書の提出はわかるが、老人ホームでというのは意外だ。
持病があって要介護になっているわけで、健康なはずがない。
今までの施設(有料老人ホーム等)では診療情報提供書だけだ。
施設の担当者によると、結核菌や肝炎ウイルスなどの保菌者が入所すると施設内での感染という不安があるからだそうだ。
それならしかたがないと、主治医に各種の検査を依頼して健康診断書を作成してもらった。
健康診断は保険がきかないので、自費。
医療情報提供書も「文書料」として自費。
まぼろしの入所になった今となっては、よけいな出費だ。
その他に、印鑑2本。退所するまで施設が預かるとかで。
安物でいいというから、五百四十円のを2つ。
近頃は印鑑まで自動販売機で買える。
ただし、彫り終わるまでけっこう待たされた。販売機の前で。
それらにかけた時間は「まぼろしの入所」となって全く無意味だ。
どこの施設でも同じだが、書き込まないといけない入所書類は山ほどあり、それらを全て準備するのに半日かけた。
認知症の介護は思うようにいかないもので、努力が無意味になることばかりだが、今回もそれだ。
こんなことの連続。それを乗り越えるには「何事も全力で努力したりはしない、力を抜いてテキトーに」なのだろう。
努力に見合うだけの結果など望めない、そう思って過ごすとしよう。
<That's Ninchi Show 2 No.1389>