老人ホームが介護ベッドを貸してくれた。。
ちゃんとした介護ベッドが来た。
うちの親の老人ホームは「エアコンと照明だけの空っぽの個室」を貸してくれる方式なので、介護ベッドは付いていない。
車椅子などの介護用品も家具と同じ扱いで、入所者が全て持ち込む。
それまで住んでいた「サ高住」では介護ベッドはレンタルだった。
介護保険を使って一割負担で。
だが、老人ホームは法の規定でそれができない。
「介護保険を使ってのレンタル」ができないので、全額自己負担ならレンタルできるが、あまりにも高い。
在宅介護と施設介護という違いだ。「サ高住」は在宅扱いとなる。
そこで施設スタッフに「安い中古品」を探してもらったのだが、見てびっくりの「子供用のような小さいベッド」だった。
幅も狭いし、長さも足らない。
電動で角度が変えられるのが介護ベッドの特徴だが、頭のほうは持ち上がるが、足元は持ち上がらない。
エアマットが高くて買えないので、低反発マットレス(トルースリーパー)を買って使っているのだが、
ベッドが小さすぎて、四方八方はみだしている。
安いものというと「それしかない」らしい。
そんな状態で何年か過ぎた時、突然施設の方針が変わった。
介護ベッドを無料で貸してくれることになり、やっと普通サイズの介護ベッドを使えるようになった。
ずいぶん前のことだ。
当然、頭のほうも足元のほうも両方とも動くタイプで、寝たきりには有り難い。
ただし、いいことばかりではない。
その頃からティッシュだのポリ袋だのと消耗品が有料となった。
ベッドのレンタル代から比べたら安いことは安いのだけれど。
<That's Ninchi Show 2 No.1362>