老人が安心して住める施設は。。
今の施設は終の棲家になると思っていた。
前に住んでいた「サ高住」から引越す時にはそう思い、妹と「これで安心、面倒な引越しはこれで終わり」と安堵したものだ。
うちの親(86歳、胃ろうで寝たきり)が認知症を発症した時、最初はサ高住でいいが重度になったら老人ホームへ移そうと決めた。
その老人ホームだが、入居して二年ちょっとのうちに介護とは無関係の企業に買収されてしまった。予想外のことだった。
ここは老人ホームだけでなく訪問介護事業や介護食の給食事業、また介護用品販売などの関連事業を数多く手がけていたから、
たとえ施設の経営が不振でも他で稼げる。
だから簡単につぶれたりはしないと思っていた。
今から思えば考えが甘かったのだろう。
介護に偏った多角経営だったら、リスクの分散にならない。
介護事業が不振でも、介護以外の事業で補填するというようでないと。
ということは、やはりよくある病院系の介護施設を選ぶのがいいのだろうか。病院系は人気があって入所しにくいのだが。
他にも、住宅メーカーや生命保険会社などが老人介護施設の運営に参入してきている。
そういうのを選ぶほうがいいのだろうか。
親会社が介護とは関係なさそうな企業だと少し不安があるのだが。
安心して長く住める施設を選ぶのがこれほど難しいとは。
時代が悪いのか、介護制度が悪いのか。どうなのだろう?
<That's Ninchi Show 2 No.1230>