肺炎球菌ワクチンの接種。。。
「肺炎球菌ワクチン」接種後、二週間が過ぎた。
この予防接種、認知症の老人に効果があるかどうか確信が持てない。
健康な老人、脳の壊れていない老人とは効き方が違うと思う。
脳の壊れ方によっては、体温調節すらできないのに、きちんと免疫がつくのだろうか。
効果がなく、副作用だけ出ることもあるだろう。
それらを勘案して、家族で相談した結果、「施設や訪問診療医が勧めるなら接種、そうでなかったら接種しない」となった。
先月、うちの親(85歳、胃ろうで寝たきり)の入所している施設から、ついに「肺炎球菌ワクチン接種を」という電話があった。
施設には施設の都合(立場)、主治医にも主治医の都合(立場)があるから、協力せねばと同意書にサインした。
サインするたびに「本人が判断できるならいいのに」と思う。
認知症の初期なら、「注射どうする?」と聞いたら答えただろう。
本人は「注射は嫌だ」と思っているかもしれない。認知症になっても痛いものは痛いから、きっと嫌だろう。
脳の壊れ方によっては「痛みの感覚が鈍くなる」こともあるが、うちの親は逆で、少しのことでも大げさに痛がる。
普通の人でも痛みの感覚には個人差があるから、理解できる。
幸いなことに、少しも副作用らしきものは出ていない。
効果があったかどうか、そこはこれからだ。
<That's Ninchi Show 2 No.1112>