認知症で寝たきりでは殺されそうになっても。。。
認知症で寝たきりの老人は緊急ブザーは押せない。
老人施設では特別な配慮が必要だろう。他の入居者と同じではなく、頻繁に様子を見に行くというような。
このニュースを見て、驚いた人も多いことだろう。
認知症の人は何をするかわからない。殺人だってあり得る。
だからこそ、24時間の見守りが絶対に必要になる。
認知症の本人のためでもあり、周囲の人々の安全のためにも。
拡大すれば地域社会の秩序と安定を維持するためにも。
この老人ホームは夜間は最少4人の職員が巡回していたようだが、入居定員は149人、このような事件を防ぐことは難しいだろう。
部屋に鍵をかけていればよかったのでは?
施錠は虐待になるのだろうか。自由に歩きまわれる人を閉じ込めるなら虐待だが、寝たきりの人はどこにも行きようがない。
うちの親が入居していたサ高住も似たような規模だが、個室には鍵をかけていたから、家族とスタッフ以外は入室できない。
次に入居した老人ホームでは「鍵をかけない」方式で、鍵はあるのだが入院や旅行など留守にする時だけ施錠するようになっている。
老人施設の多くが「個室に鍵をかけない」方式だろう。スタッフがちょくちょく見に行くのを考えたら、手間だからか。
施設には「寝たきりの人を守る」という意識が足らないのでは?
「何かあっても全室に緊急ブザーがあるから」ではなく、ブザーを押して助けを呼ぶことができない人のことも考慮してほしい。
認知症で寝たきりでは緊急ブザーは押せない。殺されそうになっても助けを呼べない。
認知症になっただけでも家族はつらい。
まして、そのような最期を迎えるとは。なぐさめようがない。
今の社会、老人が安心して暮らせるところはないのだろうか。
<That's Ninchi Show 2 No.1083>
注:容疑者の部屋は同じ階だが10mほど離れているそうだ。
それだけ離れていて「ご近所トラブル」があるとは思えない。
やはり被害妄想?
寝たきりの老人が夜間に大声をあげることはあるが、10m先で、
ドアをしめていて聞こえるのだろうか。
埼玉県戸田市の老人ホームに入居する寝たきりの女性を殺害したとして、埼玉県警蕨署は4日、同じ施設に入居する無職の男(78)を殺人容疑で逮捕した。同署によると、男は認知症で、「うるさかったから俺が黙らせてやった」と供述しているという。
逮捕容疑は3日午後11時45分ごろ、介護付き有料老人ホーム「サニーライフ戸田公園」で、ベッドに横たわっていた無職、小田みと子さん(87)の顔をベッドの鉄柵で複数回殴るなどして殺害したとしている。
同署によると、巡回中の職員が血だらけの小田さんと、近くにいた男を見つけて119番した。小田さんは要介護5で寝たきりの状態だった。男は昨年9月に入居し施設内では車椅子で生活していたという。