介護は非課税、胃ろうの栄養剤は増税。。。
軽減税率がどうなるか、とても気になる。
消費税が10%になると、うちのおばあちゃん(85歳、胃ろうで寝たきり)の食費がまた値上がりすることになるからだ。
ただし、施設が全部の食材を非課税で仕入れることができるかどうかは疑問だから、食事の内容が少しお粗末になるかもしれない。
胃ろうの栄養剤には二種類あって、「医薬品」に分類されるものと「食品」に分類されるものとがある。
うちの親が使っているのはゼリータイプなので「食品」と分類される。
「加工食品」という扱いになるのだろう。
一ヶ月分、三万五千円から四万円の商品代に10%の税金がつくとなると、三千五百円から四千円だ。
税金分だけで一か月分の「おしりふき」や「使い捨て手袋」が買える。
介護保険サービスは非課税だから変化はなかったが。
「生活サービス費」は介護保険外サービスになるので課税になる。
だが、介護保険サービスだけでは暮らせないのは明らかなのに。
介護に関連するものは全て非課税というわけにいかないのだろうか。
福祉のための消費税増税というが、「弱い者いじめ」ではないか。
老人はお金を持っている人が多いが、皆が皆そうでもない。
住民税非課税の低所得者には「給付」があるというが、うちの親は住民税非課税だけど「給付」対象ではないらしい。
「親族の扶養家族になっている」人は除外される場合がある。
しかし、もし扶養者がいなかったら生活保護も受けずに低所得で暮らせるはずがない。そういう人がいたとしても、ごく少数だろう。
一部の業界(スーパーマーケット)では、「軽減税率ではなく給付を」と要望しているらしい。自分たちの負担が重くなるとかで。
限られた人だけの「給付」では何の効果もない。どうなることか。
<That's Ninchi Show 2 No.1062 >
訂正:上記の「扶養家族になっている人は除外される」というのは、
正しくありません。
扶養者が同じく「住民税非課税」だったら、該当します。