胃ろう、水代が案外高くて。。。
暑くなると充分な水分補給が必要だ。
一般家庭でも夏は飲み物代(ペットボトル飲料など)が増えるのだが、うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)の場合も同じ。
胃ろうの栄養剤に含まれる水分だけでは全然足らないので、製薬会社からゼリー状になった水を買って使っていた。
ただの水にしては値段が高く、栄養剤より少し安い程度で、夏に使用量を増やすと、毎月の薬局への支払いが5万円を越えることもある。
栄養剤が3万円で、水が2万円。水が高過ぎるように思う。
食費としては一人分が3~4万円ほどを見込むのが一般的だ。一般家庭でもこれぐらいだろう。4人家族で15万円、ぜいたくしなければ。
高級老人ホームでは食費が5万円レベルになる所もあるようだ。うちのおばあちゃんの施設では3万5千円程度、リーズナブルだ。
胃ろうを付ける時に、当時住んでいた「サ高住」のケアマネージャーさんから「栄養剤の費用は食費とほとんど同じ」だと聞いていた。
事実そうだった。去年、今の施設に転居するまでは。
全く同じ製品を同じ量使っているのだが、今の薬局では仕入れ値段が高いようで、毎月の支払いが4万円を越えるようになった。
夏になって、水代が増えると6万円近くになる。これでは払えない。
ケアマネージャーさん、薬局の担当者、看護師さんの相談の結果、「水を買わない」ことに決まった。「おさゆゼリー」でいくことに。
面倒をかけて申し訳ないのだが、水道水を沸かして冷まし「とろみの素」を入れてゼリー状にして使うという方法だ。
これで費用の問題は解決した。先月の薬局の請求は3万5千円、予算の範囲内だ。年金支給額は減るいっぽうなので、予算内でないと。
いくつか不満はあるが、この施設に入居してよかったと思う。施設の良し悪しは、何か問題が起きたときの対処法でわかる。
「できません」と突き放すのではなく、「何とか解決法を」と一緒に考えてくれる。いい施設に入居できて、ほんとうによかったと思う。
親が認知症になってからというもの、「できません」と言われて終わることがほとんどだった。だから、よけいにそう思うのかもしれない。
<That's Nincihi Show 2 No.1011 >