認知症の介護、明るく楽しくゆるーく。。。。。
ネットの介護ブログ、今はどれくらいあるのだろう?
どれと言って決められないで、題名とブログ紹介文を見ただけで目が疲れて終わった。(花粉と黄砂と大気汚染の影響で目のアレルギーがひどくて)
時間の余裕があったら、ちょっとづつ十人分ぐらいは目を通せるのだが。
紹介文のいくつかにあった「明るく楽しく、ゆるーく介護」という言葉にひっかかるものがある。全く共感できない。「自分とは違う人々なんだ」と思った。
誰だって「明るく楽しく、ゆるーく」介護したいと思うし、それが理想的な介護のあり方だろう。みんながみんな、そうできれば苦労はない。
暗い気持ちを隠して「明るい笑顔をつくり」、もうウンザリという気持ちを抑えて「楽しそうに」よそおい、そこまではできるかもしれない。
「ゆるーく」は難しい。「肩の力を抜いて、無理しないで、心と身体に余裕を残す」という意味だと思う。認知症の介護は「余裕」が特に必要になる。
介護する側に心の余裕がないと、認知症の人に安心感は与えられない。疲れがたまって身体的に余裕がなくなると、心の余裕もなくなる。
どうすれば「ゆるーく」できるのだろう。それができる人とできない人の違いは何だろう。いくつもある「成功例」ブログを読めばわかるだろうか。
個人的な能力の差と、家庭環境などの条件によるものが大きいかもしれない。勉強ができる人とできない人のように。
そうなると、いくら「成功例」があっても意味がない。参考にしようとしても自分にあてはまらないとなると、どうしようもない。
ところで、「ゆるーく介護」するということは、「毎日親の世話をしに行かねばならない」ではなくて、「今日は行かなくても、まっいいか」なのだろうか。
また、「一週間に一度は施設に面会に行かねばならない」ではなくて、「今週は行かなくてもいいかな、笑顔が作れそうにないし」でいいのだろうか。
それができるのならいいが、行かなかったら大変なことになるなら「ゆるーく」はできない。一人で食事ができない場合などは特に、かわいそうだ。
「明るく楽しく、ゆるーく」介護、そうできたら理想的だ。しかし、できる人は限られているように思う。