寝たきりで「たすけて下さい」は、続き。。。。。
以前は「たすけてくれる?」だった。
うちのおばあちゃんは去年の秋から「胃ろうで寝たきり」になった。その後言葉が少なくなったのだが、なぜか会う人皆に「たすけて下さい」と言う。
その理由を説明できる言語能力が本人にない。よって何をしてあげたら「たすかる」のかがわからず、結局誰も何もしないままだ。
娘にも息子にも孫にも「たすけて下さい」と言う。認知症の初期の頃にも同じような時期があったが、その時は「たすけてくれる?」だった。家族には。
当時は妄想が激しく、それも「殺しにやってくる」タイプで、おばあちゃんは毎日おびえて布団の中にもぐりこんで隠れていた。窓に鍵をかけて。
そこから考えると、理由は想像できる。殺されないように「たすけてほしい」と家族に訴えていたのだろう。
今回も同じような妄想なのだろうか。まだ妄想できるほど脳の機能が残り、脳の血流もいいのなら。が、脳梗塞の再発で損傷は大きいはずで。
妄想ではないだろう。妄想は脳が活発に働いている時に起こる。
妹の意見では、「たすけて下さい」は実は身体が不自由になって何も一人ではできないから「手伝って下さい」の意味だという。
家族にも「たすけて下さい」はないだろう。以前のように「たすけてくれる?」でいいのに。誰が家族で誰が他人なのかの区別もできないのか。
そこまで来てしまった。わかってはいたが。
さて、「たすけて下さい」と言われたら、自信を持った顔で「だいじょうぶ。たすけてあげます」と答えるのがいいのだろうか。
たすける理由がわからなくて、「何を」「どうして」「なぜ」の質問ぜめにしたのは誤り、一番悪い対応なのかもしれない。
次は気をつけよう。