寝たきりで、証券口座の解約は。。。。。
またまた「本人でないと・・」の問題が出た。
どこでも、何でも「委任状」ですむわけではない。それならラクなのだが。
以前、おばあちゃんの貸金庫を解約する時と同じだ。当時は、その信用金庫の担当者が老人マンションまで「本人の意思確認」に来てくれて、解決。
「寝たきりが長く、窓口に連れて行こうにも、車椅子には十分程度しか座っていられない」と説明したら、証券会社の担当者も「確認」訪問するという。
貸金庫は担当者が顔見知りだったので、確認訪問だけですんだが、今回は「代理人と本人の親子関係を証明するもの」を提出するよう言われた。
それだけではない。おばあちゃんの住民票も必要だと言われ、老人ホームの市役所に行き、次に本籍地の市役所で戸籍抄本をとって、準備完了。
たかだか百万円の解約に「一日仕事」だ。数千万もあるのならわかるが。
駅で担当者二人と待ち合わせて、おばあちゃんの所へ案内する。確認といっても全くしゃべらない日もあるので、その場合はどうするのだろう?
心配は杞憂に終わった。背広姿の二人を見て、おばあちゃんは誰だと思ったのかわからないが、紹介されると、うなづいていた。(首はまだ動く)
何を言っているのか理解しているとは思えないが、「解約してもいいのですね」の問いかけに、「だいじょうぶ」と答えていた。タイミングよく。
近頃は言葉が少なくなったが、老人ホームの自室に置いてある介護記録によると、「お名前は?」と「だいじょうぶ」と「ご苦労様」だけはしゃべる。
こうして一件落着。うまくいったからいいのだが、こういう面倒がないように本人が元気な時に処理しておくべきだった。
銀行などの手続きは本人が歩けるうちに、遅くとも車椅子で移動できるうちに。そうしないと、とても面倒なことになる。