これが認知症なんだ (334) 施設の火災
<That's Ninchi Show No.334 >
夜間は職員一人しかいないのでは? 入所者が九人しかいない小規模な施設だから。百数十人も入所している施設でも、夜勤は十名程度ということからすると。
夜勤の職員さんが批難されることがないように願う。火災の原因だって、職員さんの努力の及ばないところにあるかもしれないから。
認知症老人は何をするかわからない。老人の誰かの放火という可能性はないだろうか。そういう意図はなくても、結果的に発火するようなことをしでかすこともある。
ほんとうに常識では考えられないことをするから、予測を超えると、どんなに周到に用心していても、事故や事件が起こる。
「家族の誰かが自分を殺そうとしている、財産をねらって」というような妄想を持っていたら、「殺される前に家族を皆殺しにしよう」と思わないとも限らない。
認知症が出たといっても、手足の不自由なヨボヨボの老人だけではない。身体は元気で、頭だけおかしい、そういう人もたくさんいる。
殺そうと思えば実行する体力はある。計画的な殺人は無理だろうが。
一人にしておいては危険な存在だと認識することが必要だろう。