特養待機優先順位の基準は。。
今の「特養待機優先順位」の基準は・・・点数だ。
点数なら合理的で公平に思われるが、そうでもなさそうで、
かなり曖昧で、施設によって全然違う結果にもなる。
施設の都合によって決まる、と言ってもいい。
うちの親は胃ろうで寝たきりで要介護4、ずっと前から有料老人ホームで暮らしている。
この条件で入所申し込み時に点数が付けられ、それによって優先順位が決まるのだが、これは毎月変動する。
新規申し込みの待機者が、うちの親より点数が高くなると、二十番目だったのが五十番目になったりするからだ。
月末の会議で決まるというので、毎月その頃に施設に電話して順位を確かめていた。
ついでに「うちの親より点数が高い人の条件」をたずねると、
1.要介護5 点数が十点アップ
2.自宅居住
3.当該施設のデイやショートステイを利用している
4.当該施設の市内に住民票がある
5.胃ろう栄養の回数、一日三回以上
この中で、「2」の条件は納得できないこともない。
うちの親のように有料老人ホームにいる場合は「介護環境」としては自宅より優れているとして、後回しになるのだろう。
「5」は理解が難しいと思う。
うちの親のように一日二回の人は「胃ろうだけど元気な人」とでも言うか、「病状が安定している」と見るらしい。
最も腹立たしいのが「1」だ。二年前の改定までは要介護5だったのだから。少しも良くなっていないのに。
今年の認定もまた要介護4だったので、もう点数が上がる見込みはない。二年前より一段と病状は悪化しているのに。
点数のため、必要もないのにショートステイを使う人もいるらしいが、そこまでする元気もない。
昔は「申し込み順」だった。
いわゆる「早い者勝ち」で、待っていれば三年ぐらいで順番がくる。
今は違う。早い人は早く入所できるが、そうでない人、条件の整ってない人の入所は果てしなく遠い。
<That's Ninchi Show 2 No.1357>