「個室しかない」と言われて。。

うちの親が入院となった時のことだ。

また「個室しかないのですが」と言われた。以前にもあったけれど。

持病の悪化などではなく突然の黄疸で病院へ。

今回も緊急入院で「ベッドが空くのを待っての入院」ではない。

介護費用が発生してから約十年、個室代の7500円を毎日支払うだけの貯金はもうない。

入院保険など加入していない。生命保険だってない。

もったいないと言って加入しない世代だろう。

大部屋が空くまでの期間だけといっても、いつになるやら。

十日なら75000円、一か月分の家賃ほどになる。

「個室しかないなら、他の病院に入院します」と申し出た。

払えないのだから、そうするしかない。

するとしばらくして「内科は空きがないのですが、外科病棟ならあります」ということになり、解決。

そういう手があったんだ。

それなら最初からそうしてくれたらいいのに。

「認知症の老人には個室に入院してもらいたい」のだろうか。

今はおとなしくて、奇声を発することもないのだけれど。

＜That's Ninchi Show 2 No.1348＞